父から相続した土地〜工場を解体 その1〜

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2010年6月に父親が急死し、所有していた土地と建物を相続しました。

父親が土地を所有していることは知っていましたが、どこにあるのか、どんな土地なのかも知らなかったので、相続後に初めて行ってみました。

最寄駅からは離れていますが、バス停が割と近くにあり、畑や果樹園や公園に囲まれた東南の角地で、大きな桜の木がある敷地には古い工場のような建物が建っていて、資材置き場になっていました。

父は工場を無農薬野菜や食品を配達している方に貸していて、資材置き場は水道工事を請け負う業者の方に貸していました。

ということで、私が父に代わって大家さんになり、賃貸経営が始まりましたが、

建物が工場として登記されているので宅地の減税などがなく、固定資産税がびっくりするほど高い!

建物は上記写真のように老朽化していて、壊れた部分などは借りてくださっていた方が補修をしてくれていたんですが、養生テープで穴を塞ぐなどの応急処置だったので、台風などが来る度に工場は大丈夫だろうかと不安になるような状態でした。

さらに工場は火災保険に入っていなかったので、相続などでお世話になった税理士さんや弁護士さんに「もし屋根のトタンが台風で吹き飛んで近所のお家を壊したり、割れたガラスで通行人の方が怪我をしたら、斎藤さんの責任ですよ」と言われ、このまま、不安を抱えながら、固定資産税が高い状態で賃貸経営をして、何かの備えとして保険に入ったり、建物を修繕することは、あまりよくないのではないかと考えるようになり、とりあえずは建物を解体して、何かできないかと思うようになりました。

そこでまずこの土地を気に入って使っていただいていた野菜屋さんと水道工事屋さんには大変申し訳なかったのですが、一度出てもらうことにしました。

退去をお願いするにあたり、父が借りてくださっているお二人と取り交わしたと思われる契約書を見てみました。

契約書はワープロ打ちの簡素なもので「貸主の都合で退去を申し立てた時には異議申し立てをせず、速やかに立退く」というようなことが書かれていましたが、弁護士の方には「そんなものは法的に全く効力はない。あなたの都合で出てもらうんだから、引越し先の家賃半年分くらいは払わないといけない」と言われましたが、お二方とも快く立ち退きに応じてくださり、退去に伴う費用についても一切話に上がりませんでした。

本当にありがたく、申し訳ない気持ちでした。

そんなことを経て、空き家となった工場を建物の固定資産税もかかるし、放置すれば倒壊や放火の心配など、不安も多いので、すぐにでも壊してしまおうと思いましたが、解体ってどうすればいいんだろう?!と、悩んでしまいました。

実家がずっと土木・建築工事の会社をやっていましたが、会社は畳んでしまい、父が亡くなり、そういう伝手もなくなってしまいました。

母に聞いても「わからない」

仕方がないので、インターネットで解体業者を探すことにしました。

<続く>

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